介護老人保健施設の支援相談員の仕事のコツ①

お久しぶりです。また期間が開いてしまいました。更新頑張ります。

福祉の仕事で勤めていると施設と対外的な機関や家族をつなぐ役目である相談職についている人がいますよね。私も今の仕事に就く前に主に病院と介護老人保健施設で相談職をしてきました。

介護保険施設は大きく3つありまして、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型病院です。※介護療養型病院は介護医療院に転換しようとしています。

特別養護老人ホームは終えの棲家、介護老人保健施設はリハビリの場所、介護療養型病院は医療行為がある程度終わった患者の治療と介護併用の場所といった役割があります。

私が介護老人保健施設を選んだ理由は①多職種とかかわれること②在宅復帰調整の経験が積めるであろうという予測があったことでした。

いざ施設に入職したときに現場の相談員に対するアウェー感が半端ないのです。多分どこの施設でもそうなのですが、相談員の仕事についての理解がなさすぎるので、事務仕事が多く机に座っていることが多いためか「相談員は楽している」とか「現場のことを知らない」とかまあいろいろ言われるのです。

私が個人的に見て、病院や施設の相談員って偉そうに見えます。敷居高いですよ。私が患者だったら彼ら彼女らに相談したくないですもん。私は資格を持っていることもありますが、ネットの知識で十分わかりますから。ソーシャルワーカーが偉そうにしてるって何ですか?バイスティックの7原則ができていない人だらけ。言葉遣いや態度のまずさに呆れます。

すみません少し熱くなりました。

私はヘルパー2級を持っていて、一応現場もかじっていたので、自分の提案で現場に入らせてくれと志願して、現場と相談業務を兼任しました。

前にも少しお話したかもしれませんが、以前私は公務員で2徹、3徹やっていたので別に仕事が忙しいことはあまり苦になりませんでした。なので事務仕事はもともと得意なので、そこそこで済ませて現場の仕事に時間を割くようにしました。

兼任でやっていくうちに、現場とも信頼関係が生まれてきました。その施設では以前から相談員が入れ替わっていたのですが、ほかの職員に聞いてみると「現場の職員との信頼関係が築けない」といったテーマがあったようです。

私が現場に入ったのは信頼関係を築きたかったこともありますが、現場の雰囲気を知れば入所する利用者の家族への契約時にも細かくリスクの説明ができるという意図もあったのです。

現場と信頼関係ができると何が良いかといえば、自動で情報が入ってくることです。私からあえてアクションを起こさなくても現場の職員が教えてくれるのです。情報って朝の申し送りで聞く情報のことではないですよ。いわゆる本音の部分というところです。

現場の情報は聞きすぎないほうが良いということをいう相談員がいますが、情報はあればあるほど私は良いと思っています。必要な情報かそうでないかは振り分けすればいいだけですので。ただ一つ守らなくてはならないのは、その情報の出どころは絶対に明かさないことです。ペラペラしゃべってしまったらもう信頼関係はなくなります。

現在相談業務をしている方で現場との調整に悩んでいる人いませんか。先にも話した通り相談員に変なプライド持ってませんか。それって現場職員一番嫌いですから。まずは謙虚に現場の話を聞いてみてください。信頼関係できると少し程度が重い利用者の受け入れもスムーズになりますよ。

次回は介護老人保健施設の職種について話をしたいと思います。