障害者支援施設の仕事

お久しぶりです。ずいぶん空いてしまったので、今日を皮切りに頑張りたいと思います。

障害者支援施設ってどういうとこなの?っていう人もいますよね。自宅で生活が難しい障害者の方々が入所をする施設です。自宅で暮らしていると様々なトラブルがあるということで致し方なく入所しているという状況です。そこで生活をするのですが、何もしないでただ3食食べるだけでは人間らしい生活ができないため、日中は畑仕事をしたり、企業から単純作業の仕事をもらって作業をしています。施設の中でも様々なトラブルがあります。それを日々解決していくのが生活支援員の仕事です。家事が自然とうまくなります。そこは数少ないメリットですね。

この施設は需要と供給が成り立っていなくて、地区にもよりますが何千人待ちの状態となっています。

裏を返せば、つぶれることはそうそうない施設とも言えます。残念ながら。みんなが自由に暮らせる社会になれば施設なんて必要ないですもん。この国の閉塞感はマックスですからね。消費税10パーセントにしたらどうなりますかね。とても自由とは言えないところにいますよね。

最近は「地域移行」という名のもとに受け皿もないのに障害者を自宅に返そうとする国の方針があります。確かにスウェーデンなどの国では施設を解体して自宅へ戻るということを行ってきましたが、かの国はそれに対応するべく様々な受け皿を用意していました。本人の支援だけではなく、働き盛りの家族にも負担がかからないような支援もしていたのです。

日本はどうでしょうか、地域ケアシステムという掛け声は立派ですが、受け皿となるサービスはおろか、家族が本人の面倒を見て働けるようなシステムになっていないですよね。

精神科の病院は加算が取れないので精神障害がひどく退院は厳しい患者までも地域移行させようとして、自宅には戻れないから強引に障害者支援施設に入所させてくることがあります。前にもお話ししましたがベットを回転させることで加算をとるって誰得なんだと思います。これは厚生労働省が国民に制度をきちんと説明せず、病院に任せているということから起こっていることだと思います。学校でも教えるべきだと思いますが、日本の教育制度も明治から変わっておらず、働きバチを作る教育になっていますからね。日本で何が起こっているのかをきちんと理解するのは、かなりアンテナを張っていないと難しいことだと思いますよ。テレビ新聞でも洗脳してきますからね。

働き方改革長時間労働の見直しなんて小さいことではなくて、年金の問題や健康保険の話、高齢者を在宅で、障害者を在宅でというなら、現役世代がどのようにしたら、本人をケアしながら家族が負担なく働けるのかということもセットで考えなくてはいけないと思うのです。

現実は介護離職なんて言葉があるじゃないですか、私も経験しました介護離職。その言葉があるということは「国は何もしていません」と言っているのと同義なんです。こんな状態なのに働き方改革しましたって言われても何にもしてませんが何か?って返したくなります。

私が勤めている職場もとにかく目まぐるしく忙しいです。施設基準というのがあり、最低その人数いればよいということになっているのですが、それがとにかく少ないのです。それに応じて報酬を算定しているので、職員を大勢雇えないのが現状です。それで非常勤を雇おうとするじゃないですか。ワーキングプアを国が製造しているんですよ。

「お金2.0」という本があります。読んだことのあるかたもいるのではないでしょうか。あの本を読んだ感想として、ブロックチェーンが発達してくれば、日本の国の中にたくさんのコミュニティができると思うのです。自分が好きなコミュニティに属することができる自由ができたときに本来の働き方改革になるのではないかなと思います。著者も言及していますが、その世界はそんなに遠くないと思っています。

私も福祉の現場にいますが、もう一つ違う視点で見られるように副業(アルバイトではない)も始めました。本当に数日前から始めたのですが早速勉強になっています。また記事を書いていきたいと思います。