私の半生について

私は両親と姉の4人暮らしでした。

父親が今でいう毒親で家を支配している状況でした。

母親とはいつも喧嘩し、酔っぱらって帰ってきては大声で寝ている家族を起こす、殴る蹴るなどすごい状態でした。よく児童養護施設に預けられなかったなと思います。今のご時世なら通報されていたでしょうね。

中学から高校になる時には早くこの家から出たいと考えていました。何とか大学にも合格できました。バブル崩壊時期でしたが、公務員に就職して寮に住むことができたため、家を離れることができました。22年間よく実家で過ごしたなと思います。

ただこのような機能不全家族に育つといわゆるアダルトチルドレンの状態となり、私自身後で分析すると発達障害のボーダーだったのではないかと思います。自分でもかなり性格はゆがんでいたと思います。

就職した後が大変でした。勉強はそれなりにやってきたのですが、人付き合いがうまくいかず上司と衝突したりしてなかなかの問題児でした。ただ組織に順応しないとならないという力が強く作用したのが幸いで、徐々にその性格が収まっていきました。

組織の中では順調に出世し、28歳で係長になりました。ただ公務員も残業が多く35歳になった時心が疲れてしまったこと、自分が55歳になった時にこの組織にいたら多分世間のスピードに対応できず良い人生は送れないと判断し退職。その後は事業会社やデイサービス、ショートステイ老健、病院の相談員として転職し現在障害者施設に勤めています。

現在発達障害などで悩んでいる方が多いと聞きますし、また毒親問題も日本では内在していると聞きます。そういった方々に何らかの形で手助けをしたいなと思っています。